2008年のリーマンショック以降、上場企業が末恐ろしい負債額で次々と倒産していった。年度が変わっても事態は終息しない。ゆるやかな回復傾向にあるといわれても、我々庶民の暮らしは、大不況が長引いている。
そんな中、未曾有の大災害が発生した。
平成23年3月11日午後2時46分。東京南部在住の私Thomasは本業の仕事で車で移動中で、渋滞中の跨線橋(陸橋)上にいた。平成21年に破産した某マンション分譲会社の巨大な屋上看板を眺めていたときだった。
なんか揺れてる・・・。もともと陸橋上は車の通行により揺れるもの。でも、なんか違う。大きい。地震か?AUDIOがOFFだったためすぐラジオをON。「只今揺れています。地震です。」やっぱりそうなんだ。 長い。収まらない。更に揺れが大きくなった。まるで誰かがふざけて揺らしているような激しい揺れ。全身に緊張感が走る。ココは陸橋上だ。橋が崩壊したら車もろともJRの線路に墜落してしまう。でも渋滞中、前へは進めない。一寸遅いが、パーキングブレーキを作動させる。
かつて経験したことの無い大きな地震だったが、ようやく揺れがおさまり、あたりを見回すと、建物の崩落や停電は見受けられず大丈夫そうだが、ラジオでは、東北地方で震度7とか6とか言っている。ともかく約束の時間が迫っているので車を走らす。東京の本震は震度5強との報道だった。
エレベーターは使えないが、とりあえず所要をこなし、社へ連絡。携帯電話は通じない。災害時は仕方が無いが、今一番必要なんだ!その時、後にお台場のビル火災とわかったが、東の方角に真っ黒い煙が見えた。
帰り道は余震の連続。細かく報道はされないが余震についても本震に迫る揺れ方だった。幹線道路は大渋滞で進まない。地元なので裏道を駆使し社へ戻る。棚からモノは落ちたが、特に被害はなく全員無事だった。
近隣では、古い万年塀の崩落や、水道管の破裂、数件の火事があったようだ。更に鉄道は止まり家に帰れない。道路は大渋滞。だかそんなことはどうでもよい些細な出来事に過ぎなかった。帰宅後、テレビ報道で恐ろしい現実を知ることとなった。
東日本大震災の詳細については報道のとおりでココでは触れない。私自身東北地方に親戚縁者知人等なく無縁だが、現実とは思えない津波の映像、津波に呑まれ町ごと無くなってしまった映像に息をのみ、次々と明らかになる死者数の発表に涙なしで見ることは出来ない。残念ながら戦後最大の大惨事になってしまった。
更に16日には、富士宮市で震度6強を観測した大地震が発生した。テレビの緊急地震速報を聞いた瞬間、この世の終わりみたいな何かを覚悟した。こちらはさほどの被害がなかったものの、首都圏でのガソリンパニックや食料品、日用品の買い占めが助長された。
そして、地震、津波による福島の原発事故。人災とも言われるが、忘れてはならないのが今も尚、命がけで復旧作業をしている東電、自衛隊、警察消防。更に己の命を顧みず他人の避難誘導に向かい行方不明となった人々、自ら被災しながら、他人を気遣う人々・・・。同じ日本人として誇りに思う。
自分には何も出来ないが、せめて節電に努め、不要不急の買物は避ける。心は通じるはずだ。そして、一生懸命働いて日本経済を停滞させない。
とは言ったものの、この大震災は正に泣きっ面に蜂だ。もともと大不況で仕事はなく、更に停電等で企業活動がままならない(こちらは本業の方)。
世の中全て自粛ムードで、インターネットの普及を支えたと自負しているアダルトサイトの更新もちょっとする気が起きない。
志が空回りしているさなか、みずほ銀行に水をさされた。先進国のメガバンクでこれってありなの?みずほ決済が多いので、本当に困っています。いつまで続くことやら・・・
更に、更に、これまた話題になっているのが、ACのテレビコマーシャル。スポンサーがCMを自粛しているので、大量放送されているらしいが、どの時間どのチャンネルでも同じでは、比較的我慢強いThomasでもさすがにあきれてしまう。テレビ屋はなんて無能で知恵がないのかと思ってしまう。
地震発生より確かに不眠不休で放送を続けたことには感謝しなければならないが、CMを始めたものの、スポンサーがいないというならば、例えば報道番組の生放送なら、そのまま音声なしで映しておけばよいと思うし、その他の番組なら天気予報の静止画面でも流しておけばよいのではと思う。そのぐらいの技量もないのかと・・・
当サイト逆さ吊りGallery及び姉妹サイト緊縛Galleryは近日中に更新します。これが不謹慎と考えるのではなく、平常どおり行うことが復興への近道と考えます!
末筆ながら、被災者の皆さまに心よりお見舞い申しあげます。
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